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膀胱がん

膀胱がんについて

膀胱がんは、多くが膀胱の粘膜(尿路上皮)から発生するがんで、男性は女性の約4倍罹患しやすいとされています。リスク因子には、喫煙、遺伝的要因、化学物質への曝露などが知られています。

症状としては、肉眼的血尿(目に見える血尿)、頻尿、排尿時の違和感などが見られますが、初期段階では無症状のこともあり、進行してから発見されるケースも少なくありません。

膀胱がんは、進行すると治療が難しくなり、生命予後も厳しくなる可能性があるため、早期発見・早期治療が非常に重要です。

早期発見のための検査と当院での対応

膀胱がんの早期発見には、以下の検査が有効です。

尿細胞診検査

尿中にがん細胞が出ていないかを調べる検査で、特に悪性度の高いがんの発見に有用です。
ただし、がんの悪性度が低い場合には、尿中に異常細胞が現れにくく、陰性となることもあるため、尿細胞診だけでは見逃される可能性があります。このため、継続的な経過観察(フォローアップ)が重要です。

超音波検査(腹部エコー)

非侵襲的に膀胱や腎臓、尿管の状態を確認することができ、手軽に受けられる検査です。

膀胱鏡検査

膀胱内を直接観察する最も確実な検査です。当院では**痛みが少なく、身体への負担が軽い「軟性膀胱鏡」**を導入しています。
特に男性は尿道が曲線を描いているため、従来の硬性鏡よりも軟性鏡の方が快適に検査を受けていただけます。

血尿がある場合の検査とリスク評価

膀胱がん患者の約3割は、上部尿路(腎盂・尿管)にも尿路上皮腫瘍を合併しています。
そのため、肉眼的血尿が見られた場合には、膀胱鏡検査に加えて、尿路全体を評価するための造影CT検査(尿路造影)も必要です。

進行がんに対する新しい治療と今後の展望

転移性膀胱がんや、切除不能な限局性膀胱がんに対しては、近年、免疫チェックポイント阻害薬や抗体薬物複合体(ADC)などの新薬が導入され、治療成績や生命予後の改善が期待できるようになってきています。
それでもなお、依然として予後は厳しい状況であり、定期的な検査による早期発見が極めて重要です。

当院での検査体制とサポート

当院では、尿細胞診、超音波検査、膀胱鏡検査などを組み合わせた丁寧な診断を行っています。症状がない方でも、「念のための検査」や「血尿が一度でも出たことがある」などの理由でのご相談を随時受け付けております。
早期発見・早期対応が、将来の健康を守る第一歩です。

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