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梅毒

梅毒について

梅毒は、梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum subsp. pallidum)という細菌によって引き起こされる性感染症です。
日本では2011年頃から感染者が急増
し、現在も増加傾向が続いています。

特に東京都では、2024年に約4,800人の新規報告があり、全国の約3割以上を占めています。
また、池袋を含む豊島区周辺でも年間150〜250人程度の感染者が報告されており、都市部を中心に感染の広がりが顕著です。

主な症状

感染初期(第1期)では、性器や口唇など性接触部位に、無痛性のしこり(硬結)や潰瘍(ただれ)がみられます。
一時的に症状が消えるため、治癒したと誤解されやすいですが、体内では菌が全身に拡散します。
第2期以降では、全身の発疹、発熱、リンパ節腫脹など多彩な症状が現れ、さらに進行すると心血管系や中枢神経系への障害
をきたすことがあります。

また、**妊婦が感染していると胎児に感染(先天梅毒)**するリスクもあるため、妊娠中の検査は特に重要です。

検査・診断

梅毒の診断は、まず血液検査でTPLA(梅毒トレポネーマ抗体)とRPR(梅毒カルジオリピン抗体)の定性検査を行います。

  • TPLA:梅毒トレポネーマに対する特異的な抗体を検出する検査で、現在または過去の感染を示します。
  • RPR:感染に伴って体内で産生される非特異的抗体を検出し、活動性の有無を評価します。

この2つを組み合わせて、感染の有無・時期・活動性を総合的に判断します。

治療

治療は、病期や症状に応じて以下のいずれかで行います

  • ペニシリンやテトラサイクリン系抗菌薬の内服治療 
  • ペニシリンの筋肉注射(単回投与で完了する場合が多い)

医師の判断により、適切な薬剤と治療期間が選択されます。

治療後のフォローアップ

治療後は、定期的な血液検査による経過観察(モニタリング)が必要です。

  • TPLA,RPR定量検査を中心に、治療効果や再感染の有無を評価します。

また、感染拡大防止の観点から、パートナーの検査・治療も大切す。少しでも不安がある方は、早めのご相談をおすすめします。

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