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急性前立腺炎

急性前立腺炎について

急性前立腺炎は、前立腺に細菌が感染して炎症を起こす疾患です。前立腺肥大症や神経因性膀胱といった排尿障害、または膀胱留置カテーテルによる物理的刺激などが、慢性的な細菌尿を引き起こし、感染の契機になることがあります。

症状は急激に現れるのが特徴で、38度を超える発熱頻尿、排尿時の痛み、会陰部(陰嚢と肛門の間)の不快感などがみられます。重症例では、排尿困難や尿閉、悪寒、全身倦怠感を伴うこともあります。

診断には、尿検査や血液検査に加えて、尿の培養検査が非常に重要です。尿培養により原因となる細菌(起因菌)を特定し、その菌に有効な抗菌薬を選択することで、より効果的な治療が可能になります。

治療の中心は、起因菌に対する適切な抗菌薬(抗生物質)による薬物療法です。軽症の場合は外来での治療が可能ですが、発熱や全身症状が強い場合は入院のうえ点滴治療を行うこともあります。

早期に治療を開始することで、通常は数日から1週間程度で症状が改善します。ただし、治療が遅れると慢性前立腺炎や前立腺膿瘍などの合併症を引き起こす可能性があるため、発熱や排尿に異常を感じた場合は、早めに泌尿器科を受診することが大切です

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